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かさねの色目の様式






アカマツ

松の葉の青と木陰の紫をあらわしたもの

表・・・
裏・・・
古代一般名青は緑
着用時期 四季(主として冬から春)

 他に

表・・・萌黄
裏・・・
萌黄 黄味の強い緑
着用時期 四季


常緑樹、松をあらわした季節を問わない色目です。表の(緑)は松の葉色、裏のは木陰を表しています。

松は古くから、四季を通じて変わらぬ葉色と、風格のある形のため、文学、美術の題材となり、めでたい木とされています。

「松重」の衣の記事は、「栄華物語」に「松の葉がさね」、時代が下がって「増鏡」には「松がさね」の表現が見られます。

色を表す「松葉色」は松の葉の暗い萌黄色で「松の葉色」ともいいます。

藍と刈安(かりやす)で染められ、藍を濃くすれば木賊色(とくさいろ)になります。木賊色・・・青みの深い緑)


代表的な冬のかさね
氷 重
鳥ノ子色
枯 野
淡青
代表的な
四季通用のかさね
松 重
葡 萄
蘇芳
萌 黄
萌黄
萌黄
二 藍
二藍
二藍
※モニターに表示される色はあくまで目安として御覧ください。

かさね(襲・重ね)の色目についてはいろいろな説があります。

@ 一枚のあわせ仕立(袷仕立)の衣(袿<うちき>)の裏表の裂(きれ)を合わせた色。
A 後に、その衣を幾領も着装して表される衣色の配合色。
などがあり、@を「重」、Aを「襲」と使い分けて使用している人もいます。

一般的に「表」は表の布、「裏」は裏の布で、表・裏を重ねて生まれる色合いが「かさね」の色目と考えられていますので、ここでは@を中心に紹介しています。

参考文献  かさねの色目(長崎盛輝著)
色の彩時記(朝日新聞社編)
日本の傳統色(長崎盛輝著)
日本の色辞典(吉岡幸雄著)他

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