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一枚の古代裂(こだいぎれ)から永遠のシンプルな美しさを持つ現代のきものがよみがえりました・・・それが再現古代辻が花です。
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1968年、京都在住の佐々木宗一さんが、博物館で出会った辻が花染の古代裂(こだいぎれ)に感動。現代の染色に活かすために、その再現を思い立ち、絞りの専門家に相談したものの、再現はむずかしいと断られ、それでは、と自らが未知の技に挑戦し、完成させたものです。
佐々木さんが感動した辻が花古代裂(16世紀)→
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「丸山の夜桜」と題されたこの作品は佐々木宗一さんデザインによるもので、京都市より制作を依頼されたものです。京都市交通局発行のスルッとKANSAI都カードに採用されたこの作品は、京都府市協調事業「21世紀を開く京の職人衆フェスティバル」で展示されました。
「丸山の夜桜」を製作中
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一般に、辻が花染といえば、金通しの生地等を使用した、華麗な作品が多いようですが、再現古代辻が花は、あくまで古代裂がもつ「永遠のシンプルな美」、辻が花特有の「匂うような美しさ」を求め、復元を基に独自の作品創りをしています。
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再現古代辻が花訪問着上前部分
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